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ピルと乳がん、子宮がんについて

ピルと乳がん、子宮がんの関係性について説明します。
乳がんや子宮がんには色々な原因があると言われています。
最近の研究では、低用量ピルの使用によって乳がんリスクが増加する可能性は低いことがわかってきています。
乳がんはホルモン感受性腫瘍(ホルモンの刺激によって生じる腫瘍)なので、すでに乳がんにかかっている人、または過去にかかったことがある人が低用量ピルを長期間服用してしまうと、乳がんの悪化を促進する可能性があるため注意が必要です。
また、子宮がんは、閉経前後の女性に発生しやすいがんと言われていますが、近年では若い世代にも症例が見られるようになっており、30代で発症することもあるようになっています。
現代医学では、子宮がんの原因はヒトパペローマウイルスだと判明しており、むしろ、低用量ピルの服用は子宮がんの予防になることから服用を進める場合も多いです。
乳がんや子宮がんの原因の1つとして、ピルに含まれている女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が挙げられます。
この2つのホルモンが乳腺の細胞を刺激し、発がんしやすい細胞を増加させると言われています。
特に、特にエストロゲンは、発がん作用のある物質に変異する可能性もあるので、乳がんの発生に大きく関わっていると言われています。
エストロゲンは、月経周期と合わせて子宮内膜の再生と増殖を促す作用があります。
そのため、このエストロゲンの長期にわたる刺激が子宮内膜の細胞のがん化に関与していると考えられています。
ただし、低用量ピルの使用によって乳がんが発生する確率が上昇するのはほんのわずかです。
ピルの服用が5年以上の長期間にわたる場合発がんの可能性が少々上昇するだけで、短期の使用ではほとんどその影響はありません。
また、ピルの服用を中止すればその10年後には乳がんにかかるリスクも元の状態にもどるため、低用量ピルの服用によってがんが発生する可能性が上昇することはほとんど無視できるレベルにあると言うことができます。
ピルとがんの関係性について依然として研究が進められている状況ではありますが、ピルを服用することで子宮がん、卵巣がん、乳がんを患う可能性は低くなり、一方で頚がんは増えるという研究もあります。
結論としては、ピルと乳がん、子宮がんの関係性はないと考えることが一般的です。

がん検診はどのくらいの頻度で行くのが理想か

がんは、一度罹ってしまうと完治することができない病気です。
そのため乳がんや子宮がんについては、肝臓がんや肺がんと比較すると生存確率は非常に高いことが特徴です。
そのため、発見が早ければ早いほど完治しやすくなる傾向があります。
がんが進行して重い症状に至る前にがんを発見することが重要です。
一般に、年齢を重ねるとともに免疫力が下がり病気リスクが高くなることは事実です。
従来、日本では、乳がんや子宮がんの発症率は30代後半から40代にかけて高くなる傾向がありました。
しかし、近頃では、20代という若年層にも乳がんや子宮がんの発症率が高くなってきています。
がんを早期に発見するためにはがん検診を活用することが有効です。
がん検診を行うことで早期にがんを発見することができ、早期から治療を受けることができるようになるため、乳がんや子宮がんによる死亡リスクを大幅に下げることができます。
また、20代、30代となると妊娠や出産を経験する時期となります。
そのため、乳がんや子宮がんが発覚すると妊娠や出産に悪影響が出ることがあるため、早期発見によってその影響を軽減することができるようになります。
乳がんや子宮がんの検診頻度としては、主に2年に一回行くのが理想とされています。
このがん検診に行く頻度は厚生労働省によって推奨されている理想的な頻度です。
乳がん検診では乳房X線検査(マンモグラフィ)が、子宮がん検診では子宮頸部の細胞診が行われます。
がん検診を受けることによってがんによる死亡リスクを減少させることができます。
また、検診は継続することが重要です。
継続して検診を受けることによってがんの発見可能性を高めることができます。